はじめまして。苫都千珠(とまとちず)と申します。
30代女性、夫と息子の3人暮らしでWebライター(主にSEO記事が中心)として在宅で働いております。
なぜ小説を?
もともと文章(と絵)を書くのが好きでした。
小学生時代には、ノートの端っこに勝手に詩を書いては先生に提出していたのを覚えています。
もちろんそんな宿題は出ていません。自主的にやっていました。今思うと、めちゃめちゃやる気のある生徒だったと思います。
中学生時代には、妄想キャラクターの冒険物語を友人に読み聞かせていました。無口で筋肉ムキムキな猫が、仲間(その友人を物語に登場させていました)と共に砂漠を旅する話でした。
そんな自分が大人になり、色々あってWebライターとして独立でき、曲がりなりにも途切れることなくお仕事をいただけるようにもなりました。大変ありがたいことです。
「文章を書く」という好きなことで食わせていただけているのだから、今の人生に満足すべきはずです。なのですが、お仕事で文章を書けば書くほど「創作」がしたいと思うように。
欲求が収まらなくなり、スキマ時間を見つけては自分だけで楽しもうと小説を書いていました。
トイレに篭って……シャワーを浴びながら……昼ごはんを食べながら……気づけば文量が100万文字に到達していました。
10万文字で文庫本1冊出せる文量らしいので、10冊出せる文量を趣味で書いていた事になります。
誰にも見せず、自分一人で楽しむためだけに。マジか。
なぜ小説投稿を?
せっかく限りある人生の、貴重な時間を使って、本業の締切に追われながらも(仕事しろ)、100万文字分の創作文章を書いたんだから、どんな形でもいい、世の中に「書いた」って証を残したい。
そう考えて始めたのが「WEB小説投稿サイト」でした。
現状以下のサイトにて、本ブログに掲載しているメイン小説を投稿させていただいています。(今後増える可能性も減る可能性もあります)
- カクヨムhttps://kakuyomu.jp/works/16818093081706232393
- エブリスタhttps://estar.jp/novels/26254285
- ステキブンゲイhttps://sutekibungei.com/novels/83e35b87-d01c-4344-ae62-d1af1d039fd1
魔法のiらんどhttps://maho.jp/works/15593113962384263129→サービス終了に伴い2024年9月末でカクヨムに統合させます- notehttps://note.com/chizu_tomato/m/m11c63e1029a8※小説投稿ではなく、小説の裏側を公開する用途に変えました
ただ、投稿していて違和感を覚えます。
……楽しくて書いていたのに、PV数が気になってしまう。自分のためだけに書いていたときは、人にどう思われるかとか全く気にしなかったのに……。いや、そりゃそうだろうけど。
変な欲も出てしまう。せっかく投稿するからには「PV」が欲しい……「いいね」が欲しい……「収益化」とかできたら最高……ウヒヒ……。
人にウケるにはどうしたらいいか…宣伝するにはどうしたらいいか…流行のエッセンスをいれるにはどうしたらいいか…………。
いやいや違ったじゃないか、苫都千珠よ。お前は、自分が気持ちよくなるためだけに。元々は、ただそれだけに小説を書いていたじゃないか。しかもそれでめっちゃ気持ちよくなっていたじゃないか。
自分が気持ちよくなるためだけに小説を書くなんて、理由が自分勝手すぎて正直に話したら人に嫌われそうです。それに、さすがに自分でもキモさを感じて嫌になります。
しかし本当のことなので、自分や世間に嘘を付いてはいけないと思いました。自分が書きたくて書くということを貫くべきだと思いました。
さらに言うと、自分の創作コンセプトがブレちゃうといいものを作れなそう。っていうかヤワヤワメンタルの自分は、人の目が気になってしまうWEB投稿という場を主軸にすると創作が嫌いになりそう。そう気づきました。
そしてブログを始めました。
なぜ小説投稿ブログを?
というわけで、厳正なる自己分析の結果、私が求めていること、やりたいことは以下だと気づきました。
- 自分の理想とする「二人」を文章で表現したい
- こんな会話がしたい(聞きたい)っていうのをひたすら追求したい
- 自分の思う「綺麗な世界」に浸っていたい
- 自分の理想とする二人の「からみ」も重要だから、成人向けの描写もバンバン書きたい(投稿サイトだとガイドラインによって表現が制限されます)
- その世界に浸って、心を痛めたりやらしい気持ちになったりしたい
- 1000人のうちたった1人でもいいから「うんうん、そういうの求めてた……!」って思ってくれる人に、何かを届けられたらいいなあ
そして、これらを実現するには次のことが大切だとわかりました。
- 自作小説の世界観を一から自分で構築できる場所を作る
- PVを気にしない媒体を使う
- その中で、気ままに投稿する
つまり、私の妄想の世界をまるっと電脳空間に移してしまう。その中で自分の世界の構築を続けていこう。そういうコンセプトで始めたのが、このブログです。
「じゃあ、小説投稿サイトはやめたのか?」
そんな声が聞こえてきそうですが、辞めていません。理由は、一人でも多くの人の目に止まらないと、そもそもこのブログにすらたどり着いてもらえないからです。
『1000人のうちたった1人だけでも、いいなあと思ってもらう』には、とりあえず1000人に見せなくてはいけないのです。先は長い。でも気長に頑張ろうと思います。
「小説投稿サイトを主軸にする」のを辞めたことで、ものすごくメンタルが楽になりました。自分のおうち(ブログ)があることで、安心してよそに遊びに行けるようになりました。
ここまで読んでくださった奇特な方はいるのでしょうか。
いたら驚きますが、本当に嬉しいです。あなたの心に、ほんの少しだけでも、なにかの引っ掛かりを残せたら、私は本望です。
当ブログをぜひお楽しみくださいませ。ユウちゃんとヤミくんを、今後ともよろしくお願いします。