秋の匂いに包まれて2回戦・後編

前回はこちら

上気した頬を更に赤く染めて、彼女はM字に脚を開いた。このお願いに素直に応じてくれるのは珍しいな。恥ずかしいから嫌だって一度は拒否するのが普通なのに。今日の火置さん、本当にやる気がすごいぞ!僕は嬉しくなる。

彼女は以前このかっこうを『下品』だと言っていた。下品かな?むしろきれいだ。とってもいやらしくて可愛くてきれいなのに。

君の入り口、ぷっくり膨らんでつやめいて僕を飲み込んでる。あんなに大きくて長いものを自分の体の中に全部入れられるなんて、すごく神秘的。

「はぁっ、はぁっ、あ、あっん、ああっ、あっ」

彼女の声が大きくなる。結合部が丸見えで羞恥心を煽るこの体勢。

「脚を開いて」「つながってるところを見せながら」「男の上で」「自ら腰を振る」。一つ一つの事実が剛速球となって、火置さんの羞恥心にぶつかってるんじゃないか?だから君は、耳まで真っ赤になって息も絶え絶え。さっきより声が大きくなってる。

「ああっ!ああっ!ヤミ!あっ!だめ、きもちいい!ああっ!」

「ああ……火置さん、すごい……すごいきれい……。ドキドキするよ……つながってるところがドキドキしてる……心臓がこっちにあるみたい……」

「っ!や、めて!や!やっ!あ、んっ!んっ!ああっ!」

「火置さん、気持ちいいね……先から根本まで全部……気持ちいい、ありがとう、気持ちいいよ、かわいい……」

「はぁっ!はぁっ!ああっ!ヤミっ!ヤミ、あ、ああっ!」

「次、僕が動いてあげる。でもこの体勢の君を見たいから……、脚はM字にしたまま前に手を付けるか?……動物みたいだけど、恥ずかしくないよ。かわいいから大丈夫」

「はぁ、はぁ、はぁっ、や、あ……」

『や』はきっと『恥ずかしい』。それでも彼女は僕の言われた通りに、脚を開いたまま手を付いて四つ足になった。カエルみたいな格好だ。

「ちょっと、見せて」

僕は肘を付いて軽く体を起こす。ああ……つながってるとこ、すごい……ぐちゃぐちゃ。

興奮してくる。さっきから興奮は十分してるけど、もっと興奮してくる。だって次は、僕のターン。攻めと守りの交代だ。

「それじゃ、動くからな?」

「はぁっ、はぁっ!」

「ははっ、ちょっと、まだ動いてないから!」

あまりにも彼女の息が荒くなっていて、笑ってしまう。そんなに興奮する?……でも、僕もだ。

「やっ、やぁ、だって……!ドキドキするよ……!」

彼女は『次の想像』で頭を爆発させられるという……僕にとってはとてもありがたい特技を持っている。そのおかげで、僕は指一本触れなくても彼女を濡らすことができるし、感じさせることができる。

頭の中に興奮の粒子をいっぱい満たした彼女の中に……まず一突き。

ブチュ

「ひあああっ!!!!」

「うあっ……きもち、い……」

一突き目の気持ちよさを十分に味わってから、僕は腰をトントンと突き上げて、下から彼女の奥を突く。天井の屋根裏部屋に向かってに向かって、ノックするみたいに、トントントントントントントントン…………。もしもし、誰かいますか?その奥には、誰がいますか?

「ひあっ!ああああっ!あっあっあっ!!きもち、きもちいっ!あっ!ああああっ!おかしく、なるっ!」

「あ、あ、あ、あ、あ、あ」

僕も知らず声が出てしまう。音もすごいし、摩擦が気持ちよくて。

僕が上からやるときと違って、下から突き上げる動きはゆっくりとした出し入れができない。トントントントンという無機質な動きは、何と言うか……シンプルな『性的快感』を僕にもたらしてくれる。

つながってる部分もよく見ておかなきゃ……あ……これは、マズイ……こんなに僕のものに君のがまとわりつくんだ……糸引いてる……。

「ああーっ、あーっ!あっあ!だ、めぇっ!あ、ああっおかし、く、なるっ」

「火置さん、すごいかっこ……頑張って、たえて……?あ、あっ僕も、マズイよ、これ……ああっあ……もう、僕、上になっていい……?」

「ひ、あ、う、ん」

?今の『うん』だよな?

ちょっと何を言ってるかはっきりとはわからなかったけど、イエスだと受けとって僕は彼女をぎゅっと羽交い締めにした。奥まで入って子宮にささって、彼女はまた「ひゃ!」と叫ぶ。ピクピクと震えていて、ちょっと心配になるけど、これからもっと気持ちよくしてあげるから安心して?

彼女を羽交い締めにしたままくるりと横に回転し、自分が上になった。

「まず、火置さんがいこうか」

「あっあああっ!」

僕はつながっている部分をなぞってから、クリトリスをヌルヌルにしていく。

彼女は閉じられない口のまま体をくねくねとよじらせ、奥の方をふわっと広げてから達した。中が波打つように動く。気持ち良すぎる。

彼女が少しだけ落ち着いたのを見計らって、僕は自分がいくために動き出す。せっかく落ち着いたのに、彼女は終わらない快楽の刺激のむしろに逆戻りして泣きそうな声をあげていた。

ああ………駄目だ、2回目なのに、1回目のやつをちょっと忘れそうになるくらい気持ちいい……。今度から、終わってすぐ2回目しようかな……。だって、彼女がすごいやる気なんだもんな……いや、これって今日だけなのか?明日も求めてくれないかな……2回目やる気満々の火置さんって、刺激が強すぎて脳に悪い……。脳に悪くて気持ちいい…………あー……まずいってまずいって、駄目だ僕もイきそう……。

「火置さん、あ、あ、イく、いくよ、出す、君の中に出す……っ、こぼさないで、あっあああああっああっ!」

結構な大声を出して、僕は彼女の中に射精した。


※一回戦はこちら

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よろしければシェアしてくださいませ!
  • URLをコピーしました!